Enz Koji プロジェクト始動

弊社のもつ固体培養技術により、食品副産物や未利用資源を麹としてアップサイクルするプロジェクト「Enz Koji」を開始します。

本プロジェクトでは、本来廃棄されるはずの食品副産物や搾りかすから「麹」を作り、醸造以外での活用方法を模索しています。

こうして生まれた新しい「」を「Enz Koji」と名付け、循環型社会の実現に貢献する技術として世界に発信することを目指しています。「Enz Koji」の「En」には、「循環(円)」を意味するほか、麹菌の培養によって生成される「酵素(Enzyme)」、そして複数の共創パートナーとの「」を表す意味が込められています。

ブランドロゴについて

アップサイクルの参画会員である特定非営利活動法人インクルーシヴ・ジャパン所属アーティストが、障がい者就労の一環として、「Enz Koji」のブランドロゴを作成しました。

 ロゴの文字を少しずつ小さくすることで動きを、円形にすることで循環を表現するほか、“縁”という意味も込められています。

 

ロゴ制作

特定非営利活動法人インクルーシブ・ジャパン 武田 源 氏


「棄てる」から「醸す」へ。

 あらゆる食品素材が価値をもつ「心豊かなリビング」の未来イメージ

固体培養技術がもたらす可能性

本プロジェクトの核となる固体培養技術は、食品副産物を「麹」としてアップサイクルする画期的な技術です。廃棄される予定だった副産物を新たな形で活用することで、以下の効果が期待されます:

  • 食品ロスの削減
  • 環境負荷の低減
  • 新たな食品開発の可能性

さらに、この技術は醸造以外の分野への応用も目指しており、幅広い産業での利用が期待されています。

 

循環型社会への貢献 

固体培養の産業化により、今まで農産物のなかで利用しづらかった茎、根、葉っぱ、皮など、あらゆる食品素材が価値をもちます。

「Enz Koji」は、食品産業におけるサステナビリティを推進する重要な一歩です。

未利用資源・食品副産物を余すところなく利用した「心豊かな循環型社会」への貢献を目指しています。


実験室規模から事業化まで一貫してサポート

弊社は機能性成分の探索、固体培養試験、培養条件の最適化、スケールアップ、プラント・工場建設、事業化など上流から下流まで一貫してサポートする事業スキーム、微生物インダストリープラットフォーム」を構築しました。

 

微生物が作り出した培養物や代謝物の機能性を評価する外部機関であるHuman Metabolome Technologies(ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ)や、長い歴史の中で関係を強化してきたアカデミアからの支援、様々な企業との連携によりこのプラットフォームを提供します。

 

固体培養は実験室レベルから大規模化して商業化するまでの途中のハードルが非常に高いですが、微生物インダストリープラットフォームにより、実験設備から大規模プラントまで拡大しても、一貫して安定的かつ安価で高品質な固体培養を行えるようにサポートします。

 

これからの活動を通じて、多くの方々とつながり、未来を共に創っていきたいと思っています。

フジワラテクノアートは醸造を原点に、世界中の人々がともに喜び合える感動に満ちた社会を実現します。


Enz Kojiシリーズ

Enz Koji 第一弾

麹×コーヒー(Coffee grounds)

ネスレ日本株式会社の協力のもと、抽出後のコーヒー豆を発酵させ「麹化」。これを原料の一部として使用し、株式会社栄屋製パンが独自の手法で開発した「ポリフェノールたっぷりパン」



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