食品副産物を有効活用し、資源循環型社会の実現を目指す新プロジェクト 「Enz Koji」 がスタートしました。
固体培養技術を活用し、廃棄される食品副産物や搾りかすから「麹」を作り出すことで、従来の醸造用途を超えた新たな活用方法を提案します。この取り組みにより、廃棄物を再資源化し、環境への負荷を低減するサステナブルな未来を目指します。
「Enz Koji」は、新しい「麹」の形を提案するプロジェクト名です。「Enz Koji」には以下の意味が込められています:
En(円):循環型社会の象徴として、廃棄物を資源に変えるサイクルを表現。
Enzyme(酵素):麹菌の培養によって生成される自然の力を活用。
縁(En):複数の共創パートナーとのつながりを重視。
これらの要素を基盤に、食品副産物の価値を引き出し、持続可能な社会を目指します。
プロジェクト「Enz Koji」の第1弾として、抽出後のコーヒー豆を「麹」にアップサイクルし、「ポリフェノールたっぷりパン」の提供が始まりました。
コーヒーは世界中で1日20億杯以上消費される一方で、その抽出後の豆の多くは廃棄され、焼却や埋め立て処分が一般的です。この未利用資源を有効活用する取り組みとして、今回のプロジェクトが誕生しました。
本プロジェクトでは、ネスレ日本株式会社の協力のもと、抽出後のコーヒー豆を発酵させ「麹化」。これを原料の一部として使用し、株式会社栄屋製パンが独自の手法で開発したのが、この「ポリフェノールたっぷりパン」です。
ポリフェノールは植物が活性酸素と戦うために作り出す物質で、抗酸化作用が高いとされています。コーヒーの魅力と、古くから日本で愛される「麹菌」の力を組み合わせ、新たな食文化を提案します。
このパンは、カフェで発生するコーヒー豆を再びカフェで提供可能な形にアップサイクルする、循環型社会の実現を目指した取り組みでもあります。
廃棄物削減に寄与しながら、環境負荷の低減を実現する固体培養技術は、サステナブルな未来への一歩として注目されています。
これからも微生物のチカラを借りて、様々な商品を開発してまいります。
食品分野だけでなく、これまでにない分野や用途への応用にも取り組み、新しい価値を創造したいと考えています。
「この素材を麹にしたらどうなるだろう?」
「こんな味や香りが作れるのでは?」
このようなアイデアをお持ちの方は、ぜひご連絡いただけますと幸甚に存じます。
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