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地球上の限りある資源、エネルギーを効率的に利用しながら、健やかで豊かな人生を歩む。
今、世界的な課題を解決するとして、微生物を活用した「バイオものづくり」に対する期待が国内外で高まっています。
私たちフジワラテクノアートは、1933年に創業し、醤油・味噌・日本酒・焼酎など醸造食品機械のメーカーとして陰ながら日本食文化を支えてきました。
その中で麹づくりに代表される「固体培養技術」を産業化するための機械設計・製作技術や、微生物のチカラで有用化合物を作る技術を磨いてきたのです。
現在、私たちの固体培養機械は、醸造食品業界にとどまらず、化粧品原料や製薬原料の製造にも活用されています。
さらには、食品未利用資源のアップサイクル、バイオ燃料、機能性飼料や微生物農薬への応用など、未来に向けた動きも始まりつつあります。
2024年には、麹のチカラでアップサイクルするEnz Kojiプロジェクトが動き始めました。第一弾では、コーヒー粕を利用した「ポリフェノールたっぷりパン」を試験販売し、注目を集めました。
私たちはこれらの活動の中で生まれた産学官とのつながりを活かし、共創スキーム「微生物インダストリープラットフォーム」を構築しました。
培養条件の最適化、スケールアップ、工場建設、事業化に至るまで、一貫してサポートする事業スキームを構築しました。
~初期打合せ・培養条件検討 固体培養試験・機能性成分の探索~
固体培養でひろがる可能性「新商品開発」
お客様の素材や開発戦略、ご希望についてお話を伺ったうえで試験計画・戦略立案を行います。
固体培養試験
「メタボローム解析」有用成分探索・評価
微生物インダストリーパートナーシップの HMT 社と連携し、発酵生産物への機能・有用成分・エクソソーム等の情報の探索・付与を検討します。
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社(HMT)
~事業化の検討・スケールアップ~
事業化の検討
機能性開発支援 -有用成分評価-
得られた成分について濃度を調査し、過去の論文や臨床試験などの既知なエビデンスから評価をおこないます。
成分濃度強化 -培養条件の最適化-
有用成分の濃度がより高く得られる 培養条件を、実績やノウハウを活用し、 実験を繰り返しながら検討します
成分濃度強化 -エビデンスの提供-
お客様が事業性を評価するために 必要な「データ・根拠・指標」を 収集・ご提出します。
知財化支援 -再現性の確認-
技術的裏付けとなる分析データの 取得と、発明の有効性を示すために 再現性を証明する試験を実施します。
スケールアップ
小型通気式固体培養装置 -産業化を見据えた小規模で再現性の高い培養実験を実現-
お客様の多様なニーズに応えるフルオーダーメイドのソリューション
当社のフルオーダーメイド設備提供は、単なるカスタマイズを超えた、お客様の多様なニーズに的確にお応えする、ソリューション提供を含めた独自のサービスです。
工場敷地面積や建ぺい率、既存設備の配置状況、稼働日数、予算、自動化レベルなど、案件ごとに異なる条件に応じた設備を提供しています。
お客様の期待を超える設備を提供するために、潜在ニーズを引き出し、仕様書や要望書に表れない思いや願いまでをくみ取り、技術と感性を総動員させてオンリーワンを創造します。
お客様からの生産性向上ニーズに対して機器レベルの提案に留まらず、生産プロセス自体の共同開発を提案することもあります。
機械メーカーならではのトータルエンジニアリング
~プロモーション支援~
プロモーションに効果的なエビデンス・機能性成分の探索
1. 商品に含まれる機能性成分の調査
●成分の一斉網羅分析により、商品にどんな成分が入っているかを詳しく分析します。
●例えば「この商品にはポリフェノールがたっぷり含まれている」「高い抗酸化作用がある」「機能性関与成分が十分に含まれる」といったことが分かります。
2. 商品がヒトに与える有効性の評価
●ヒト臨床試験により商品の機能性・有効性を評価します。
●小規模臨床試験でのヘルスクレーム予測分析により商品のポテンシャルを明らかにして、商品の機能探索・作用機序の解明を支援します。
3. マーケティング戦略立案
●成分分析、臨床試験で得られたデータをプロモーション活用に繋がるようにサポートします。
●製品開発の方向性に合わせたマーケティング支援により市場における勝ち筋を見出すとともに戦略立案を強力にサポートいたします。
4. 機能性表示食品の届出支援
●機能性表示食品の届出を目指す場合はシステマティックレビューにより関連する研究を系統的に検索・収集し、そのエビデンス(科学的根拠)を評価します。
●論文・特許調査を行い、論文作成や機能性表示届出のサポートを行います。
地球上の限られた資源の枯渇が心配される中で、「バイオものづくり」は、日本に限らず世界でも注目が高まっています。
米国では、2022年に「バイオものづくりが今後10年以内に世界の製造業の3分の1を置き換え、市場規模が約30兆ドルに達する」と分析され、中国では2021年にバイオ分野の研究開発に1,000億ドル以上の戦略的投資が決定されたと言われています。
しかし、新しい事業を研究から商品化まで全て一社で行うことは多くの問題や困難が伴います。
そこで私たちフジワラテクノアートは、特定分野の専門企業や産学官との協業により事業化を加速する協業スキーム「微生物インダストリープラットフォーム」を構築しました。
「微生物インダストリープラットフォーム」が新しい知の発見や集積、新事業の創出を通じて、豊かな未来を形作っていくことを期待しています。
今後も私たちフジワラテクノアートは、発酵・微生物技術の産業応用に関心を持つ皆様とつながり、より有用な情報を提供していけるよう、研究開発や知識の蓄積、そして実践事例の創出を進めてまいります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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